【蕎麦アレルギー対策】日本で気を付けるそば粉を使ったスイーツ(和菓子編)

筆者の「そばアレルギー」の経験

蕎麦アレルギーの筆者が調べた日本蕎麦のアレルギーを持っている人が気を付けるべき和菓子、和スイーツをご紹介します。海外旅行、海外出張で役に立つ「そばアレルギーの人が食べてはいけないスイーツ(洋菓子編)」もご紹介しているのでお役立てください。

筆者は、小学生1年生の頃に小児喘息になりました。幼稚園の頃から、日本蕎麦が大好きで毎週のように食べていましたが、蕎麦を食べた日の夜にぜんそくの発作が起きていました。アレルギー検査をすると「蕎麦アレルギー」であることが分かりました。
そば粉が舞うような手打ちそばの店が大好きだったのですが、蕎麦アレルギー持ちだと分かってからは近づけなくなってしまいました・・・

子供のころは敏感だったので、お蕎麦屋さんでうどんを食べて少し具合が悪くなるかどうかで、うどんを蕎麦と一緒の鍋で茹でている店と、うどんと蕎麦を別々の鍋で茹でている店か判断できました。最近は、そばアレルギーが強いことが有名になったので、お蕎麦やさんの方にうどんと蕎麦が別茹でかどうか確認すると教えていただけますよ。

大人になるとアレルギー検査では、そば粉は反応しなくなりましたが、いまだにアレルギー反応が怖くて日本蕎麦は食べていません。もちろん、年越し蕎麦はうどんを食べています。
あとは、蕎麦の花畑には、花粉が飛ぶ季節は近づかないように気を付けています。
蕎麦の花畑は、トップの写真を参考にしてください。

そば粉のアレルギー反応は強力なことは有名です。高校生のときには、修学旅行で行った韓国で冷麺にそば粉を使っていることをしらずに食べてしまった同級生が、そば粉のアレルギー反応でダウンしてしまったこともありました。

お土産で頂いたスイーツ、会社で配られたスイーツにそば粉が入っていたら・・・心配ですよね。
そばアレルギーの方は、そば粉を使っているスイーツを知らないことは本当に危険ですので、ご参考にして頂ければと思います。今回ご紹介する有名な和菓子をお取り寄せして、ぜひお子さんへの教育にもお使いください。

そばアレルギーが無い方、蕎麦の風味が好きな方はお取り寄せで楽しんでください!
今回は、えらびログが調べた「日本そばを使った和スイーツ」をご紹介します!

河道屋の「蕎麦ほうる」

河道屋さんは、創業300年の京都の老舗和菓子屋さんです。最も有名な日本を代表するそば粉を使った和スイーツが「蕎麦ほうる」です。一般的な名前では、「そばぼうろ」と呼ばれることが多いです。
古来家伝の製法で作られる「蕎麦ほうる」は、ほうるはPole(蘭)Bolo(葡)の訛れるものとい意味で、南蛮菓子の手法を摂って蕎麦に応用し工夫を重ねて製りあげましたものです。風味豊かな「蕎麦ほうる」は、四季を問わずご贈答に用いられています。

そばアレルギーと知る前は、よく食べていて、蕎麦の香りが良い和菓子です。
「そばぼうろ」は、写真のような形をしていることが多いですが、違う形をしたものもあるので、注意してください。最終的には、色と香りで判断すると良いでしょう。
蕎麦アレルギーのお子さんに、「蕎麦ほうる」のように蕎麦粉が飛ばないお菓子や「そば茶」で、そばの香りを覚えてもらうと良いですよ。知らず知らずのうちに、そば粉を食べてしまうリスクを減らせます。


そばアレルギーのお子様には、蕎麦ぼうろの香りで、そば粉の香りを覚えておくと良いですよ。

渡辺製麺の「そばかりんとう」

長野県の八ヶ岳にある創業1949年の渡辺製麺さんの「そばかりんとう」です。
「そばかりんとう」は、いろいろなメーカーさんで出されていますが、こちらは蕎麦が有名な長野県の製麺屋さんが出されているものです。

そばアレルギーの方は、「袋から出されたかりんとう」が蕎麦入りかどうか、見極める必要があります。色はもちろん、香りも重要な要素になりますので、一度は間近で感じると良いでしょう。
万が一、口に入れてしまったときには、香りで感じることができれば、食べずにすみますよ。


袋から出されたかりんとうは、色と香りで区別できますよ。

森野義の「そばの実入り ぜんざい」

京都のおだし専門店 森野義さんが出されている和スイーツです。こだわりの北海道産 小豆のぜんざいに、そばの実が入っています。
森野義さんは、お出しのパックなどが有名で、ご自宅の料理がワンランクアップするものばかりですよ。

そばアレルギーの方にとっては、蕎麦の実がどのようなものか見ることができるスイーツです。
日本料理屋さんで、蕎麦の実を揚げたものがトッピングされることもあるので、蕎麦の実の色と形を知っていた方が良いと思いますよ。


特徴的な蕎麦の実の形を知っておいた方が良いですよ。

善光寺のお土産の「信州 善光寺饅頭そば饅頭」

信州の善光寺のお土産で有名な「善光寺饅頭」です。信州産の石臼挽そば粉を使った郷土銘菓で、生地に練り込まれた蕎麦が香る風味豊かなおまんじゅうです。

そばアレルギーの方は、善光寺⇒長野県⇒蕎麦かも・・と連想すると良いでしょう。あとは、見た目でそば粉の茶色い粉と蕎麦の風味を感じ取ることが見極めに必要です。


白い饅頭や黒糖饅頭と違う生地の時には、そば饅頭の可能性がありますよ。

信州名産の「そばおやき」

信州の名産と言えば「おやき」が有名ですね。野沢菜やなす、かぼちゃ、つぶあんなどを包んだおやきは最高です!

おやきには「そばおやき」と小麦でつくられる「おやき」の2種類があります。「おやき」として販売していても、そば粉が入っているものもあるので注意しましょう。白いおやきは、小麦粉で作られている可能性が高いですが、必ず原材料を確認するか、お店の人に聞いてから買うようにしています


「白いおやき」は小麦の可能性が高いけど、お店の人に確認しましょう!

日本のスイーツの蕎麦アレルギー対策 5つのポイント

今回の記事は、私の蕎麦アレルギーの経験から、スイーツを食べるときに普段気を付けていることをご紹介しました。

  1. 「そばぼうろ」は「形」と「色」、「香り」で判断
  2. お土産の「ばらまきスイーツ」は「色」と「香り」で判断
  3. 「蕎麦の実」は「形」で判断
  4. 「おやき」は判断が難しいので、特に茶色いものは、お店の人に原材料を確認
  5. 「おまんじゅう」の薄茶色のものは、そば粉入りの可能性があるので注意


蕎麦アレルギーをお持ちの方やお子様のお役に立てられればと思います。
自己流の方法ですが、そば粉を避けるためには、「見た目」と「香り」を覚えることが何よりも大切です
気の利いた店、オシャレなレストランで、何かの料理のアクセントにそば粉が使われる可能性もありますので、すぐに気づいて飲み込まないようにできるように、そば粉を避ける術を身につけましょう!

海外旅行、海外出張で役に立つ「そばアレルギーの人が食べてはいけないスイーツ(洋菓子編)」もご紹介しているのでお役立てください。